東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の馬場中山地区の千葉孝浩さんを招いた「震災の語り部」が11月4日、(株)かおる建設工業緑ケ丘営業所で開かれ、20人ほどが来場した。
津波によって道路が寸断され外部との行き来が難しくなった同地区。千葉さんは震災後、唯一残った道を「未来道」と名付けて整備するプロジェクトに携わっている。同社は、砕石の提供などを通じてプロジェクトを支援しており、今回の企画が実現した。
千葉さんは講演で、孤立により救急車などの緊急車両が速やかに到着できなかったこと、救援物資が届きにくい状況が続いたことを説明。「人間らしい生活とは、安心して暮らせることだと実感した」と話した。講演後は、質問の時間が設けられた。「大災害に対してどのような備えをすればよいのか」という質問に対して千葉さんは、「1人では何もできない。地域の交流を深めることが被害軽減につながります」と答えた。
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