座間市が3月26日、市内の公共施設の運営状況やコストを盛り込んだ「市公共施設白書」を発行した。
座間市では昭和40年代から50年代にかけてコミュニティセンターや集会所の建設ラッシュが続いた。また、1991年から1995年までは、市庁舎、市民体育館、市民文化会館など大規模施設が多く建てられた。こうした施設の多くが同時期に改修や改築を必要とすることから、市では現状と課題を明らかにしようと、2011年度と2012年度で調査を行い、白書を作成した。
対象となったのは、市庁舎や消防署、公民館やコミュニティセンター、市立学校、福祉施設、市営住宅、清掃関連施設など85カ所。年度ごとの収入と、維持補修費や人件費、減価償却費などをまとめた「フルコスト」が算出されている。また試算結果として、今後20年で大規模修繕や建て替えのために、408億を超える財政負担がかかることを明らかにしている。
市では白書を資料として、公共施設の利活用指針を来年度に策定する予定。
白書はA4サイズで、234ページ。200部が作られ、公共施設に配架されている。市ホームページでも閲覧可能。作成に伴う事業費は、印刷代など約5万円。
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