「代引き詐欺」の発生相次ぐ 座間署が注意呼びかけ
6月8日、宅配業者を名乗って訪問し、代金引換の商品があると称して現金をだまし取る「代金引換詐欺」が市内で相次いで発生した。座間署は現在、覚えのない代引きの郵便物を不用意に受け取らないよう注意を呼び掛けている。
8日の午後3時45分頃、市内立野台2丁目の高齢者夫婦宅に宅配業者を名乗る男が訪れ、大手通販業者を送付元とした荷物が届いていると話し、現金8000円を騙し取った。
同日には市内西栗原1丁目(未遂)と2丁目でも同様の事件が発生した。
犯人の男は、年齢30歳くらい、身長165cmほど。小太りで、作業着のような服を着ていた。いずれの事件でも商品の代金として1万9800円を要求している。持参した茶封筒には、宅配便の送り状に似たシールが貼られており、中にはデータが入っていない空のCDが2枚封入されていたという。同様の事件は今月はじめから伊勢原、厚木、秦野など、近隣の地域でも相次いで発生していた。
振り込め詐欺の新手口も増加傾向に
今年、座間署管内では、ATMを操作させて振り込ませる従来の「振込め詐欺」による被害は出ていない。一方で直接自宅まで行って現金をだまし取る「手交型」や、現金を郵送させる「現金送付型」など、新たな手口による詐欺の被害が増加傾向にあるという。
昨年の発生件数が5件(未遂1件含む)であったのに対し、今年は5月末日時点で既に5件の被害が発生している。
電話で親族をかたり「カバンを電車に忘れた。現金が必要なので振り込んでほしい」と話すものや、証券会社をかたり「あなたの名義で1000万円分の株が購入された。キャンセルには手数料が必要」などと言って現金を用意させるケースがあるという。
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