神輿の伝統を守り、先代から次世代へと受け継いでいこうと活動する「鈴鹿明神社神輿保存会・入谷睦(いりやむつみ)」(芥川薫会長)が、創立20周年を迎える。今月11日(火)には鈴鹿明神社で、関係者や来賓を招いた記念式典が開かれる。
入谷睦は、神輿を担ぐ同志を増やし、その伝統を守っていこうと1994年3月に結成された。初代会長は吉川正剛さん(現在は総代)。2008年に芥川会長が就任した。
発足当初は40〜50人だった会員も、20年経った今はおよそ100人が在籍している。会員の構成も、地元住民中心だった初期に比べて、他の地域の人も増えたという。
毎年8月1日に開かれる例大祭に加えて、市内外の行事に参加している。2011年には、東日本大震災によって大きな被害を受けた福島県須賀川市の伝統行事で神輿を担ぎ、復興へのエールを贈った。
大きな活動の1つが、子ども神輿の推進だ。2009年に子ども神輿を鈴鹿明神社に奉納。地域から集まった児童たちが、約1カ月半の練習を経て、例大祭前日(7月31日)の宵宮祭で神輿を担ぐ。昨年は、正式に「子ども神輿会」も発足した。「先人の方々が守ってきた伝統文化を受け継ぎ、次世代に伝えるのが、入谷睦の役割」と芥川会長は話している。
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