推定樹齢330年とされる、鈴野俊夫さん宅(栗原)の椿(=ヤブツバキ)が、例年より1カ月ほど遅れた4月4日に花を咲かせた。 「例年は、お彼岸の前には咲いている。今年は花を見られないかと思っていた」。開花したばかりの椿を見上げ、安堵した表情で鈴野さんは話す。2月に降った大雪の影響もあり諦めかけていたが、今月4日、いっせいに開花したという。「本当に驚いた。老木だから根が水分を吸い上げるまで時間がかかったのかもね」と笑う。
この椿は、鈴野さんの先祖が今の土地に移り住んだ時に、昔の居住地から移植したものと伝えられている。高さ8・5mで、幹回りは2mにも及ぶ。枝張りの直径は12m。座間市の重要文化財にも指定されている。
造園業を営む鈴野さん自身が消毒や剪定を行っており、開花した時の喜びも大きいという。毎年3月になると、家を訪れる人もいるとか。花は今週末まで咲いている見込み。
鈴野さんの家は栗原1756の3。問い合わせは鈴野さん【電話】046・253・9218へ。
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