子ども力士日本一を決める「第27回全日本小学生相撲優勝大会」(主催/公益財団法人日本相撲連盟)に、栗原小4年の依(よ)田(だ)蒼基(しげき)君が出場する。身長150cm、体重86kgと恵まれた体格を活かして、ベスト4を狙う。
11月28日、同校体育館に、依田君を含め約10人の子ども力士が集まった。マットを並べた特設土俵で、勢いよく体をぶつけ合う子どもたち。「もっと腰を落とせ」「立ち合いでひるむな」――。激を飛ばすのは、40歳以下の青年経営者などが集う「座間青年会議所」の会員だ。子どもらは、同会議所が5月に主催した「わんぱく相撲座間場所」の出場選手。依田君は5月以降も練習を続け、県と関東で優勝と3位に輝き、全国切符を手にしていた。
大会は12月7日(日)、相撲の聖地・東京の両国国技館で行われる。小学校6年生・5年生・4年生以下の3部門。依田君が出場する4年生以下は、33人がトーナメントで争う。
同学年の選手と比べて「圧倒的に大きい」(会議所会員)という体格が一番の武器。幼稚園の頃からラグビーを続けているとあって、腕力と足腰の強さも折り紙つきだ。今、鍛えているのは、立ち合いで相手を恐れずにぶつかる勇気。「勝負は一瞬。気持ちを強くするしかない」と、指導する藤原忠明さんは語る。
「全国を楽しんで欲しい」とエールを贈るのは、母・美智子さん。「まわしを掴んで、相手を押し出す。ベスト4を目指します」と依田君は意気込んでいる。
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