座間市消防本部の2014年の救急車出動件数がこのほど発表され、過去最多の5443件に上ることが分かった。
市消防本部では、本署・北分署・東分署に1台ずつ救急車を配備している。さらに1台を予備として、要請に対応。全車両が出動した時は、隣接する自治体に応援を依頼する。
出動件数は年々増加し、2014年は前年比88件増の5443件。2008年からは、およそ1300件増加している。消防管理課によると、その要因は、高齢者(65歳以上)の搬送件数の増加。2014年は全体の半数を高齢者が占め、5年前と比べると約870件増えた。高齢者、特に1人暮らしの場合は要請を「我慢」して重症化するケースが見受けられるという。
軽症が半数
医療機関を受診後、その日の内に帰宅できる「軽症」の搬送は前年並みの2476件。1日〜20日の入院を伴う「中等症」は、2167件。「死亡」と21日以上の入院を要する「重症」は、それぞれ85件と335件にのぼった。
同課では「救急車を本当に必要とする人々のために、ご理解とご協力をお願いします」と適正利用を呼びかけている。また、脳卒中や心筋梗塞などが疑われる症状が起きた場合は、「一刻も早く治療を受けられるよう早めの119番を」と話している。
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