総合格闘技のプロを目指す論田(ろんだ)愛空隆(あくり)さん(26/座間市在住)が、7月6日(現地時間)からアメリカで開催される総合格闘技のアマチュア世界大会に、日本代表として出場する。初となる世界で、「てっぺん」を狙う。
総合格闘技(=MMA)は、打撃・投げ技・寝技などを駆使する競技。同大会は世界MMA連盟が主催し、6日から11日までラスベガスで行われる。約30カ国の選手が体重別に、トーナメントで優勝を争う。
日本人が同大会に参戦するのは初。今年5月、同連盟から日本代表組織として認定されたばかりのアマチュア団体「(一社)日本MMA連盟」(前身/JML)が選手を送り出すことになり、国内の大会で活躍している論田さんに白羽の矢が立ったという。日本連盟のコミッショナー・梅木良則さんは「日本人の実力を知る機会。過酷なトーナメントを勝ち抜くには、(論田選手の)積極的に攻める姿勢が必要」と、意図を説明する。
出場する65・8kg級には約20人が参加する予定。大会でも出場選手が多い激戦区だが、「不安もありますが、ワクワクも大きい。出るからには優勝を目指します」と話している。
目指すはプロ
総合格闘技を始めたのは4年ほど前。今はバイトをしながら、さがみ野の道場に通い、ほぼ毎日トレーニングに明け暮れている。気付けば、その魅力の虜になり、プロを志すのは自然な成り行きだったという。2013年から14年にかけてはアメリカに渡り、本場の技術をみっちり学んだ。時に「ぼろ雑巾」になるほど厳しい練習だったが、当時の経験が今に活きている。
将来的には総合格闘技の団体「パンクラス」でのデビューを目指す。世界大会は大きなチャンスと言い、「ラスベガスという格闘イベントのメッカで戦えることは大きい。これを糧にしたい」と意気込んでいる。
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