座間総合高校(加藤充洋校長)で7月8日、親になった時の気持ちを学ぶ特別授業が開かれた。新生児に近い重さ・見た目の人形や、胎動を再現するモデル教材を用い、21人が妊娠中の胎動と新生児の抱擁疑似体験をした。
授業には、助産師の卵である北里大学看護学部の4年生10人が先生役として参加。精巧に作られた赤ちゃんの人形を前にはじめは困惑していた生徒たちも、学生から「お母さん、無事に生まれましたよ」などと声をかけられると照れ臭そうに人形を抱え、頭をなでるなどしていた。
生徒たちからは「意外と重たい」「抱きしめると、実感がある」「子守唄をうたいたくなった」といった声が続々とあがった。声を集約した学生は「こういった気持ちを大事にしてほしい」と強く呼びかけた。
この授業は、北里大から同校への呼び掛けにより実現。同大で講師を務める及川美穂さんは「高校生への健康教育には望まぬ妊娠を防ぐ目的のものなど、ネガティブなイメージのものが多い。生命の誕生について前向きに知ってほしかった」と、授業の目的について話していた。
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