家で眠ったままの食品を募り、生活困窮者に届けるボランティア活動「フードドライブ」が、9月23日の「社協福祉まつり」で初めて行われ、缶詰やインスタントラーメンなど480個が集まった。企画した市社会福祉協議会(大友奉会長)では、全国各地で同活動を展開するNPO法人セカンドハーベストジャパンに、集まった品を送付。「市民の善意」は同法人を通じて、食べ物を必要とする人や施設に届けられる。
市社協はこれまで、生活困窮者などに同法人を紹介することでサポートしてきた。市民から大々的に食品を募るのは、今回が初。
この日は、受付場所の市役所ふれあい広場内テントに、10代から高齢者まで幅広い世代の支援者が訪れた。当日に来場出来ないという理由で、開催日前後に市社協に直接持ち込む人もおり、最終的に集まった食品は缶詰130缶、インスタント食品169個、レトルト食品51個など計480個に上った。来場者からからは「食べ切れない量を買い込んでしまった。役に立てれば嬉しい」「とても良い取り組み」などの声が挙がっていたという。
結果について担当者は「予想以上の反響」と手ごたえを感じており、10月下旬に市内商業施設で再び寄付を募ることを計画していている。今後は定期開催も検討していると言い、「缶詰などは重いため、自宅から持ってくることが出来ない人も多いはず。市内各所で開ければ」とアイデアを話していた。
問い合わせは市社協【電話】046・266・1294。
震災復興支援も
会場では、東日本大震災の復興支援企画として「三陸海の幸チャリティ販売会」も行われた。東北地方の秋刀魚と帆立が焼き立てで販売された。売上金12万800円は、被災者の自立支援のために宮城県で果樹園カフェを運営している「一般社団法人コミュニティスペースうみねこ」へ、近日中に全額寄付される。
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