座間小学校(唐木田正富校長)が創立120周年を記念して、10月31日に実施した「バルーンリリース」。同校から舞い上がった風船は風に乗って、約85Km離れた千葉県の八街(やちまた)北小学校にたどり着いた。風船の紐にくくり付けられた小さな封筒には、座間小児童が育てたひまわりの種が2粒。拾った八街北小6年生の鈴木翔一朗君は、「大事に育てたい」と話している。
揚げられた風船は、約240個。同日の午前11時過ぎに、児童や学校関係者が見守るなか、大空へ放たれた。「学校周辺の住民の方々には、事前にお知らせしていました。届いても海老名や綾瀬など近隣かと思っていましたが…」と話すのは唐木田校長。しかし、風船は予想を大きく上回る距離を飛んだ。
鈴木君が、風船を見つけたのは午後3時頃。通っている八街北小学校のグラウンドで、野球の練習中に偶然目にしたそう。紙袋には、座間小学校120周年記念事業と銘打ち、「ヒマワリの種が入っています。子どもたちと同様に地域の中でかわいがって育てていただけるとうれしいです」というメッセージが添えられていた。驚いた鈴木君は、すぐ教師のもとへ届けたそう。
座間小はこの日のうちに、八街北小から「到着」の知らせを受けた。唐木田校長は、「120年を記念した風船が千葉の小学校に届くとは。奇跡とも言えますね」と喜んだ。
ひまわりの種は鈴木君が貰い受けて、家で育てる予定。夏に満開の花が咲けば、写真を添えて座間小に手紙を送ることも考えているという。
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