消防団が日頃の訓練の成果を競い合う「第50回 神奈川県消防操法大会」が7月28日、厚木市の県総合防災センターで開かれ、座間市代表として出場した第4分団(樋田一徳分団長)が小型ポンプ操法部門で優秀賞を受賞した。座間市消防団が同部門で優秀賞を獲得するのは、1988年の大会以来28年ぶり。
隔年開催の大会。小型ポンプ操法は、放水ホースを延長して標的を倒すまでの時間や、各隊員の行動の迅速性や規律、士気の高さが審査される。今年は24消防団がエントリーした。
第4分団は、座間市から駆け付けた大勢のサポーターの声援を受けて競技に臨んだ。指揮者を含め4人の選手は息のあった操法を披露。タイムは上位の41秒57、行動も高く評価され総合得点92・5点を獲得した。最優秀賞の横須賀市にはわずか1点及ばなかったものの、綾瀬市と並ぶ優秀賞に輝いた。また、ポンプ補助や伝令を行う2番員を務めた菅原寿樹さんが個人賞を受賞した。
「団結力、地域防災に」
同分団は県大会に向け、昨年10月から自主訓練を開始した。年明け2月から、競技に必要な体力づくりのトレーニングを行い、3月に出場選手を決定。5月からは、市消防本部署員による本格的な指導が始まった。ここ数カ月は、各団員が本業をこなしながら夜に集まり、練習に取り組んできたという。
樋田分団長は結果については「最優秀賞だけを目標にしてきたので悔しい」と振り返る一方で、「この9カ月間で培った分団としての団結力は、地域防災に取り組む上で必ず役に立つはずです」と語った。
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