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ざま災ボラ 石巻に元気届けた5年 たい焼きPJ(プロジェクト)にピリオド

社会

掲載号:2016年10月21日号

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活動のために購入した専用の焼き器でたい焼きを作る(写真右上)。石巻に出店した時の様子。赤いのぼりが目印(同左上)。出店最終日には、萬画館スタッフが横断幕を作ってくれた
活動のために購入した専用の焼き器でたい焼きを作る(写真右上)。石巻に出店した時の様子。赤いのぼりが目印(同左上)。出店最終日には、萬画館スタッフが横断幕を作ってくれた

 「たい焼きで、東日本大震災の被災地に元気と活気を届けたい」――。民間の災害救援団体「ざま災害ボランティアネットワーク」(濱田政宏代表)が2012年から、宮城県石巻市で継続してきた支援プロジェクトが10月10日の出店を最後に終了した。濱田代表は「石巻も少しずつでも着実に再興しつつあり、震災から5年半の節目に、活動にピリオドを打つことになった。今後は座間から復興を見守っていきたい」と話している。

 このプロジェクトは被災地に調理器具と材料を持ち込み、たい焼きを提供することで元気を届ける試み。横浜の災害救援ボランティアが考案したもので、同団体は2011年夏から取り組んでおり、これまでに岩手県大槌町、福島県大熊町からの避難者が暮らす仮設住宅などに出店してきた。

 石巻市で始めたのは2012年。仮設商店街「石巻まちなか復興マルシェ」の一角に設けられたキッチンカーを不定期に借りた。区画整理に伴い同商店街が営業終了してからは、すぐ近くに位置する「石ノ森萬画館」のイベントに合わせて出店するようになった。

 たい焼きは、近隣商店や模擬店で買い物した人を対象に、レシートや引換券と交換する手法を採った。売り上げることではなく、被災地の自立に貢献することが目的だからだ。「無料で提供したり販売すると、活性化の妨げになる」と、地元店の販売促進を第一に心掛けた。

 「私たちの活動を資金面で応援して下さったのは座間市民の方々です」と濱田代表。原材料費や高速道路料金などの必要経費を捻出するため、市内の行事に数多く参加。たい焼きや専用シールなどの売上を経費に充てたという。

今後の復興を座間で見守る

 震災の爪痕が色濃かった街も、復興に向け前進している。仙台市と石巻市を結ぶJR仙石線も全線で運行を再開し、港近くの飲食店にも活気が出てきたという。「地震から立ち直りつつある」と、プロジェクトの終了を決めた。

 最終日の今月10日、萬画館スタッフから、これまでの活動をまとめたフォトアルバムをもらったという。「石巻市民のことを決して忘れません。そして、涙ながらに話してくれた3・11の出来事を教訓として、座間でもしっかりと伝えていきたい」と濱田代表は意気込む。また、大熊町の避難者を対象とした同プロジェクトは今後も継続する意向だとして、更なる支援にも意欲を見せている。

座間のイベントで活動資金を得た
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