「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」――。阿波踊りの本場・徳島県で練習が本格化するこの季節、市内唯一の阿波踊り連「向日葵連」も活動を活発化させている。
阿波踊りは、400年の歴史をもつ伝統行事。大和市で毎年7月に行われる「神奈川大和阿波おどり」を皮切りに、徳島県、東京都杉並区高円寺など各地で夏場に開催される。踊りは低い姿勢でたくましく練り歩く男踊りと、高い姿勢で上品な女踊りで構成。熱気あふれる演技で多くの観客を魅了している。
失敗恐れず挑戦
向日葵連は昨年9月に結成されたばかりの団体。大和の阿波踊りに長年出演していた西恭子さん=人物風土記で紹介=(南栗原在住)が、「座間の人たちにも広げたい」との思いで連を立ち上げた。現在、サニープレイス座間で月2回の練習に励んでいる。今年4月に開催された相模川水仙まつりでは、初めて踊りを市民に披露した。
向日葵連では現在、男踊り、女踊りともに10人ずつが所属。西さんをはじめ、娘のみゆきさん、逸美さんらが指導にあたっている。モットーとしているのが「失敗を恐れず、楽しくやる」ことだ。4歳から78歳まで幅広い年代のメンバーには未経験者も多く、「やってみたいけど勇気が出ない」という人もいたという。それでも「うまい下手は関係ない。体が動かせて楽しい」と西さんは魅力を語る。
5月26日(金)には市内相模が丘の地域作業所「いぶき」で踊りを披露する予定だという。西さんは「座間の皆さんに阿波踊りを知ってもらって、一緒に楽しく踊りたい。いつか私たち以外の連が座間で立ち上がり、盛り上がっていけたら」と話した。
問合せは西さん【携帯電話】080・6635・8746。
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