芹沢地域の住民が集まりお月見を楽しむ催しが十五夜(中秋の名月)にあたる10月4日、山王神社境内で行われた。芹沢十五夜を楽しむ会(発起人は猪股敬治さん)が企画し、今回で3回目となる。
芹沢地区では40年ほど前、中秋の名月に収穫を感謝して月に供え物をする習慣があり、だんごとススキ、サツマイモ、柿、里芋、栗などを家の縁側に供えていた。そして、夜更けになると子どもたちが家々をまわって供え物を頂いていく風習があったという。
そこで、同会の有志や地元住民らが協力し合い、子どもたちにも体験してもらおうと山王神社でお月見をしている。
当日は午後6時からお月見を始めたが、当初は雲が厚く、まったく月は見えなかった。しかし、住民らが振る舞うだんごや豚汁を食べている間に、雲の切れ間から明るく輝く月が顔をのぞかせた。
月が見える度に参加者は歓声をあげ、お月見を楽しんでいた。参加していた女子児童は「きれいな月が見られて良かった」と笑顔で話していた。
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