座間のカヤを須賀川へ 火祭り「松明あかし」の材料に
座間市は、都市間交流を続けている福島県須賀川市で11月12日(土)に行われる火祭り「松明(たいまつ)あかし」で松明の材料となるカヤ8トンを12日、須賀川市へ送った。
およそ420年続き日本三大火祭りのひとつに数えられる「松明あかし」。数mに及ぶ22本もの巨大な松明を一斉に燃やす祭りで、毎年11月に行われ、多くの来場者が訪れる。今年は東日本大震災を受け、犠牲者への追悼と復興の祈願をこめて開催が決定した。しかし、須賀川市内で集められたカヤに放射性物質のセシウムが検出されたことを受け、実行委員会は安全を考慮して放射性物質が検出されていない材料の提供を、全国へ呼びかけた。
座間市にも提供の依頼があり、10月上旬に栗原にあるおよそ2400平米の広場でカヤの刈り取り作業や収束作業を行った。12日には須賀川市へ送るため、トラックへの積み込み作業を市職員20人で行い、荷台いっぱいにカヤが積み込まれた。作業を行った職員は「カヤが市内でなかなか見つからず、探すのが大変だった」と話した。
座間市以外にも、秋田市、江津市、富士吉田市などからカヤや竹が届いている。
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