自然環境保全センター(厚木市)がまとめた県内のスギ雄花の着花調査結果によると、今春の花粉飛散量は例年に比べ少なくなることがわかった。
2月から4月にかけて花粉を飛散させるスギの雄花は、前年の夏から秋に形成される。調査は雄花が黄色味を帯び始める頃合いを見て行われ、今回は昨年の11月9日から30日に実施された。
県内30カ所のスギ林から40本のスギを抽出し、双眼鏡などで雄花の着花状況を測定する。着花状況に応じて1本ずつ点数をつけ、40本の平均値を出す。
花粉飛散量が過去最高を記録した昨年は75・3点だったのに比べ、今年は20・7点と3分の1以下に減少。調査開始から14年間の平均値は44・6点で、今年は5番目に少ない点数だった。
着花点数が低くなった一因として、昨春の着花が多かった影響で今年の種子の結実量が増え、雄花に供給される栄養分が不足したことがあげられている。
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