台風30号で壊滅的な被害を受けたフィリピンに住む親せき家族の無事を願い続ける女性がいる-。
ひばりが丘の主婦・星野アリーシアさん(44)はフィリピン・レイテ島の出身。 隣接するサマール島に住む母(85)と、兄弟姉妹7人の家族は全員無事だったが住んでいた家はすべて高波に流された。一家は現在、マニラに避難している。
故郷のレイテ島には長兄(62)の夫妻と7人の子がいる。家は失ったが無事だったという。しかし、両親と離れて暮らしていた、アリーシアさんの甥(おい)にあたるニックニックさん(34)と妻、さらに16歳から9歳の子3人の消息は今も途絶えたままだ。
就寝前の祈りを欠かさないというアリーシアさんは「今年5月に母の誕生日を祝うため家族で集まった。甥っ子たちも一緒だった…こんなことになるなんて…」と肩を落とす。それでも「甥っ子はしっかりしているからきっと人助けをしているに違いない」と、希望は捨てていない。
今月23日には川崎に住む姉がフィリピンへ帰国する。乳飲み子を抱えるアリーシアさんは同行できないが家計をやり繰りして3万円の現金を託すという。
部屋にはビニール袋に詰めた衣類があった。
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