米国の陸軍研究所から生きた状態にあったと疑われる炭疽菌がキャンプ座間に誤送付されていた問題で、座間市議会は22日、国から米国に真相究明を求める意見書の提出を賛成多数で可決した。
炭疽菌は生物兵器にも使われる細菌。研究目的の炭疽菌が、不活性化されず、米国内外の関係施設に送られていた。米・国防総省は12日、キャンプ座間も含まれていると発表。2005年に届き、2009年に廃棄されたため、生きた菌が含まれていたかはわかっていない。同省は、関係者や市民の健康被害は報告されておらず、現在は日本国内に菌は無いとしている。
意見書では、4年間の保管状況や廃棄法に「不安が残る」と指摘。未解明の部分が多くあるとし、真相究明を国から米国政府に求めるよう要望している。
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