宵宮祭の見所の1つがが、「子ども神輿」。紫や白の半纏に身を包んだ小学生が、午後6時過ぎから神社周辺を練り歩く。
これは、鈴鹿明神社神輿保存会「入谷睦」(酒瀬川竜也会長)が、2010年から継続している取り組み。伝統文化を次世代に継承し、座間への愛着を育んでもらおうと始まった。
2013年には「子ども神輿会」が組織され、毎年会長や副会長が選ばれている。低学年の児童は、「先輩」が練習に取り組む姿に触れて成長するという。「最初は、興味本位で加わった子も真剣な表情を見せるようになります。『皆の為に』という気持ちが強くなるんです」と酒瀬川会長は話す。
練習重ね本番へ
今年の練習は6月17日から始まり、7月22日まで計6回行われた。土嚢を乗せた木棒を使って、肩の入れ方などを学んだ。特に重要な要素が、ステップと掛け声。全員の呼吸がかみ合えば、神輿に付けられた鈴が綺麗な音色を奏でる。
副会長の石橋侑季君(入谷小6年)は、「自分から声を出して皆を引っ張りたいです」と意気込む。会長の三浦大和君(座間小6年)は「終わった後に、『お神輿をやって良かった』と全員が思えるよう頑張ります」と引き締まった表情で話した。子どもの成長を見守ってきた酒瀬川会長は「練習の成果を見て欲しい」を呼びかけている。
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