厚木保健福祉事務所が2月16日、2016年第5週(2月1日〜7日)の感染症情報を発表した。これによると、管内(厚木市・海老名市・座間市・愛川町・清川村)のインフルエンザの定点あたり報告数は警報レベルの30を大きく超えた75・24。例年を大きく上回るとして同事務所が注意を呼び掛けている。
毎年、2月中旬ころに流行のピークを迎えるインフルエンザ。今年はこれまで比較的ゆるやかに推移していたが、1月下旬に注意報レベルの定点あたり10に突入。月末には警報レベルに達していたが、例年よりは報告数が少なかったという。しかし、2月に入ると患者が急増。例年を大きく上回った。
学級閉鎖相次ぐ
市立小・中学校の学級閉鎖も相次いだ。1月25日に初の学級閉鎖があり、7日までにのべ30学級が閉鎖。その後も勢いは落ちず、15日までの1週間で14学級が閉鎖となった。市学校教育課によると、今年は例年に比べ流行が始まるタイミングが1カ月ほど遅れており、現在は市内各校でまんべんなく流行が確認されているため、注意が必要だという。
厚木保健福祉事務所は、特に乳幼児や高齢者は肺炎などの合併症を原因とする重症化のリスクが高いとして警鐘を鳴らす。防止には免疫力を保つため、規則正しい生活を心がけ、こまめな手洗いとうがいを習慣づけるよう呼びかけている。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|