「囲碁を始めて60年。勉強しなければいけない事ばかり。本当に奥深い」――。市囲碁連盟に所属する石川正公(まさきみ)さん(入谷・79)が4月、連盟が定める段位の最高位で、現段階では唯一人となる「9段」に昇段した。
段位は初段から9段まで設けられており、年間の大会出席率(6割以上)や勝率(7割以上)などで昇段が決まる。2004年に加入した石川さんは6段から始まり、12年かけて段位を上げてきた。4年ほど前に8段になったが、そこからが「大変」だったそう。様々な団体で対局を重ね、プロ棋士の棋譜を並べるなどして研究を重ねた。念願の昇段について「努力した甲斐がありました」と喜ぶ。
「人生の伴侶」。囲碁について、そう表現する。理想は、憧れの棋士・故藤沢秀行氏のような「手厚い碁」。目先の戦局に惑わされず、どっしり構える。「生涯勉強ですね」と笑顔で話した。
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