65歳以上の人が居住者の約45%を占める「カーサ相模台」(相模が丘)で、住人らが高齢者宅などを定期的に訪れて近況確認などを行う「カーサ サポート隊」が活動している。設立から1年5カ月が経ち、見守り活動は高齢者の安否確認や住民交流に寄与しているほか、介護不安を抱える人に公的機関を紹介するなど行政への「窓口」としての機能も果たしている。
住民の45%が65歳以上
メンバーは、カーサ自治会長で同隊責任者を務める斎藤光雄さんをはじめする9人。訪問は希望制となっており、現在は2人1組で原則月1回、体調を崩している高齢者や障がい者など6世帯を訪れて近況を聞く。介護について不安を持っていれば地域包括支援センターなどを紹介し、身の回りで困りごとがあれば高齢者支援のNPO法人と繋いだりする。
専門家招き勉強会
カーサ相模台は1972年〜73年に完成したマンション。現在は約210世帯およそ450人が暮らしている。完成から45年近くが経ち、およそ200人が65歳以上になった。
高齢化の進行に加え、2年前には高齢者が連日救急車で運ばれるという出来事もあり、前自治会長の楠隆圭さんらがサポート隊を発案し、2015年4月に発足した。
2年目に入った見守り活動。訪問対象者ごとに担当を決めているためコミュニケーションが深まり、情報交換もスムーズになっているという。定期発行している活動誌の影響もあって、住民間での認知度も上がってきているそうだ。
今後は専門家を招いた勉強会を通じ、介護保険制度改正などについて理解を深めていく予定だ。斎藤さんやメンバーは、「『お願いします』『ありがとう』と声を掛けてもらえるのが嬉しくてね。これからも力を合わせながら活動を続けていきたい」と抱負を話していた。
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