学年全員が参加し、県内高校で珍しいとされる英語スピーチコンテストが、県立座間高校(木南郁男校長)で11月9日に開かれ、自然環境保護を呼びかけた牧慶祐さん(1年)が、278人の頂点に輝いた。
コンテストは英語学習の一環として1年生が取り組んでおり、今年で11回目。生徒一人ひとりがオリジナルのスピーチ原稿を作って発表する。「コンテストの観客ではなく参加者になることで、他の生徒のスピーチが刺激になって、より効果的な学びにつながります」と木南校長は意義を話す。
この日は、各クラスの選考会を勝ち抜いた14人が、1年生や学校関係者が集まった場でスピーチを披露。教員やALT(外国語指導助手)の審査によって牧さんが1位、西村唯さんが2位、築山優里さんが3位になった。
自然との共生夢見て
牧さんのスピーチタイトルは「I Have A Dream」。人間によって自然環境が破壊され、多くの生物が棲む場所を失い、地球温暖化が進んでいる現状を憂いた内容。その上で、自然界のルールを無視せずに環境を守ることの大切さを説いている。最後は「いつの日か、人間と自然と全ての生物が手を取り合って共に歩んでいくことを、私は夢見ています」と締めくくった。
3歳から8歳まで米国で暮らしていたという牧さん。スピーチでは発音や文法といった基礎部分に加え、文章にもこだわり、聴き手を惹きつける詩のような構成に仕上げた。この日のために自宅でも練習を繰り返してきたと言い、「1位を獲得できて嬉しいです」と笑顔で話した。
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