神奈川県は1月30日、優良衛生技能者・優良従業員表彰を行い、市内からは(株)日本色材工業研究所座間工場(小松原)の廣瀬永二さん(46)が唯一受賞した。
この表彰は、理容師や美容師、衛生関係営業、薬業などの従業員として、公衆衛生の向上に尽力した人を毎年県が称えるもの。今年は優良衛生技能者として55人、優良従業員として22人が表彰された。
色の調合続けて25年
廣瀬さんは、化粧品の製造から製品出荷まで実施する同工場に25年間勤務しており、現在は「第2製造チーム」に所属。主に口紅などの色を配合する「調色」の職人として、現場の最前列で活躍する一方、後進の育成にも努めている。取引先のニーズに合わせ、およそ1日かけて1色を作り出す廣瀬さん。「すんなり出来上がった時は気持ちがいい」とやりがいを語るが、なかなかそうはいかないのが現実だという。
今回の表彰を受けて、廣瀬さんは「実感はない」と語りつつも、「これからは後輩の育成により力をいれたい」と前を向いた。
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