座間市歯科医師会が主催する講座「高齢者の口腔機能向上オーラルフレイル予防」が8日、市民健康センターで行われた。
加齢による身体機能の低下を防止できるとして多くの歯科医師らが指摘する「口腔機能の向上」。しっかり噛むことができることが、身体機能を維持するだけでなく、認知症の予防にもなるという。
講座では同会の土屋光克歯科医師が講師を務め、噛む動作の重要性や口腔内を清潔に保つ必要性などをスライドや生活の中のヒントを交えて紹介した。
また虚弱や脆弱などを意味する言葉を語源とする『フレイル』という、要介護と介護を必要としない中間的な状況についても説明した。この言葉は日本老年医学会が提唱して以来、介護予防のキーワードとして注目を集めているもの。「介護を必要とするちょっと手前の状態です。ここで生活を改善するなど、早期発見と対策することで、今までと同じような生活に戻れる状況ということです」と井上先生。
「噛めない」ので「やわらかいものを食べる」ので「噛む機能が低下する」という悪循環を断ち切るには、まずは歯科医師と相談することが大切だと話した。
最後に顔の筋肉を使って簡単にできる「健口体操」を来場者全員で行った。
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