相武台東小学校(金子憲勝校長)でこのほど、ひまわりの茎を使用した和紙作り体験が行われ、同校の5年生104人が楽しんだ。
同校は14年前から、相武台南口商店会(戸津信義会長)やシニア向け生涯学級「あすなろ大学」のサークル・ひまわりのタネ(佐久間十四光グループリーダー)と連携し、ひまわりを種から育成。育てたひまわりは、総合的な学習の時間を使い、お菓子作りや和紙作りなど様々な体験に活用している。
伝統工芸士を講師に
和紙作りは今回で6回目。講師として、埼玉県小川町から、ユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」の伝統工芸士・内村久子氏が招かれた。児童らは長方形の「すげた」でひまわりの茎が入った紙料液をすくい上げ、水分を下に落とす「ためすき」を体験。内村氏の指導やあすなろ大のサポートを受けながら、一人1枚ずつ仕上げた。
池田大希君は「紙の厚さを均等にするのが楽しかった。絵を描いてみたい」と笑顔。柘植匡翔君は「座間市の花を使って和紙を作れることがすごいと思った。難しかったけど楽しかった」と嬉しそうに話した。
児童が作ったひまわり和紙は今後、凧の素材として活用される予定。6年生に進級してから各クラスで絵を描き、掲揚に挑戦する。
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