秦野リトルシニア野球協会(小菅基司会長)が5月3日(水)・4日(木)に秦野市カルチャーパーク野球場等で「第1回杉崎孝杯争奪 中学硬式野球交流大会」を開催する。同会が初めて主催する公式戦で、大会名は市内の野球発展に貢献した秦野市野球協会の前会長、故・杉崎孝氏にちなんでつけられた。
秦野リトルシニアは秦野市や周辺市町村の中学生が所属する硬式野球チーム。今年も全国大会に出場するなど活躍しており、これまでプロ野球選手や甲子園球児を多く輩出してきた。
選手やスタッフの交流のため去年から計画された同大会では、県内、東京都、静岡県の8チームがトーナメント戦を行う。加藤賢一事務局長は「この機会に市内の皆さんに選手の雄姿を見て頂きたい。大会を通して各チームのレベルアップ、親睦に繋げたい」と話す。
初戦は鎌倉リトルシニアを相手に3日午前9時〜。
審判員指導電光掲示板に尽力
大会の名称となった故・杉崎孝氏は、神奈川県野球連盟審判部の技術員として、審判員の育成に長年尽力。秦野市野球協会の審判部長、同会長も務めた。
また、横浜・川崎以外で初めて高校野球県予選の会場となった秦野球場へ、連盟から求められていた電光掲示板や防球ネットの設置を呼び掛けた。2013年、杉崎氏は完成前に亡くなったが、2015年に設置工事が完了し、現在も市内外の選手が利用している。
小菅会長は「杉崎さんは私が少年時代に試合で審判をしてくれた。以前は審判をチームから出していたが、杉崎さんのおかげで野球協会で定めた審判員が試合をまとめる仕組みができた。大会名を通してその功績を後世に伝えたい」と話す。
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