聖ヨゼフ学園が60周年 卒業生らミサで祝う
聖ヨゼフ学園=東寺尾北台=が今年で創立60周年を迎えた。このほど、記念ミサが学園で行われ、教職員や卒業生など約800人が出席し、周年を祝った。
戦後混乱期に創立
聖ヨゼフ学園は、小学校(共学)、中学・高校(女子校)を持ち、生徒数は約1000人。小学校から高校まで1学年は2クラスのみで、少人数教育を進める。
創立は、1953年。区内にカトリック鶴見教会=東寺尾中台=を開いた「アトンメントのフランシスコ会」によって設立された。「戦後の混乱した時代に、宣教師たちは、普遍的な価値判断をなし、愛に基づき、世界の平和に貢献する人を育てるため、カトリックの教えに基づく学校を創ることが必要だと判断した」と伏島隆興理事は話す。
開校当初は「鶴見聖ヨゼフ小学校」だったが、57年に「聖ヨゼフ学園小学校」に改称し中学を開校。60年には高校が開設された。
「地域に根付いて」
記念ミサは、平松達美理事長・学園長を司祭として行われた。
当日出席した高田房枝さんは、小学校から入学し1969年に高校を卒業。「卒業生の中には、娘、孫の世代まで学園に通い、卒業後も鶴見に住み続けている人もいて、地域とのつながりは強い。地域のリーダーとして、街をひっぱっていってほしい」と語る。
平松理事長は、「今は社会に流されてしまいがちな子どもも多い。建学の精神を守りながら、きちんと情報を判断できるぶれない子を育てたい」と今後の抱負を話していた。
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