寺子屋わかたけ
豊作の稲収穫に笑顔
真福寺小児童20人が体験

ざくざくと収穫していく参加者
稲を片手に大満足の表情

　区内白山神社近くの王禅寺東にある田んぼで10月７日、市立真福寺小学校の児童20人とその保護者らが稲刈り体験に挑戦した。

　今回の稲刈りは、同校児童を対象に放課後の学習支援等を行う「寺子屋わかたけ」の体験活動のひとつ。その活動の一環で、今年は新たに米作りを企画し、６月に行った田植えに続いて、今回は稲刈りを行った。

　当日は、同実行委員会の井上俊夫実行委員長から、刈り取りに使う鎌の扱い方や稲穂の束ね方などを習った後、収穫体験へ。田んぼへ移動し、台風の影響を受けることなく、穂の重みで倒れてしまうほど豊かに実った稲を見た参加者から歓声が上がった。子どもたちは繁茂した稲に苦戦しながらも、手を止めず１時間半ほどかけて稲を刈り取っていった。

　今回が初体験だったという３年生の町田輪太朗さんは「絶対大変だと思っていたけど鎌を使ったから意外と簡単だった。シュッと切れるのがうれしかった」と笑顔を見せた。井上実行委員長は「稲刈りはなかなか体験できない。ふるさとの思い出として、忘れずに大人になってほしい」と思いを語った。

　今後は、11月以降に脱穀、餅つき、わら細工で正月飾りの作成と３回の活動が予定されている。