日本映画大学
大画面で｢集大成｣上映
卒業制作５点を公開

監督を務めた学生があいさつ

　日本映画大学（天願大介学長）の卒業制作上映会が２月10日、イオンシネマ新百合ヶ丘で開催され、地域住民や大学関係者ら約４２０人が来場した。

　同大で学んできた学生が４年間の集大成として取り組む卒業制作。例年、同館で上映会を開催しており、今年で10回目を迎える。企画構成から脚本、撮影まで学生が行い、約１年間をかけて完成させた。

　上映会冒頭には天願学長が「映画はお客様にご覧いただけて初めて作ったと言えるもの。こんなに大きなスクリーンで上映することは卒業後はそうそうない。責任感にもつながるいい経験」とあいさつ。

　今回は、女性の葛藤や悩みを描いた劇映画２作品と、中国で奮闘する女性の姿や、ある事件に向き合う家族などを描いたドキュメンタリー３作品を上映。各作品の上映前には、それぞれの監督が登壇し、撮影の経緯や思いなどを述べた。

　上映会に訪れた女性は「作品を撮ることで、学生も自分自身のことを理解したり納得できることにつながっていると感じた」と感想を語った。

　今回は10周年を記念し、上映会のパンフレットを配布。同大ＨＰでは、撮影時のメイキング映像も公開中だという。