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座間版 公開:2012年1月27日 エリアトップへ

文部科学大臣優秀教員表彰を市内で唯一受賞した座間市立西中学校教員 大沢 奈緒美さん 栗原在住

公開:2012年1月27日

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寄り添い、思う

 ○…優れた成果を挙げた教員を表彰する「文部科学大臣優秀教員表彰」を市内で唯一受賞した。全国から847人が選ばれ、1月30日に都内で表彰式が行われる。担当の社会科での、生徒たちが積極的に参加し「考える」ことに重点をおいた授業が評価された。受賞の喜びを「学校生活のポイントとなる授業で勝負でき嬉しかった」と話す。

 ○…西中学校に赴任してちょうど10年目を迎えた節目の受賞となった。生徒の関心を引くため、パワーポイントや映像などを活用。また、グループワークを取り入れ生徒全員を参加させる。勉強を楽しめる生徒は学校生活も充実するという。そして、生徒に「相手のことを考え、思いやること」を伝えたい。この教師としての基盤となる思いが生まれたのは、新卒で赴任した養護学校での経験にある。「何を考えているのか、子どもたちの気持ちに寄り添うこと」を学んだ。熱心な思いと授業が、ほかの教員にも評判で、見学されることもしばしば。

 ○…生まれも育ちも座間市。両親と夫、息子と娘の6人で暮らす。家族の支えで仕事と家庭の両立が出来ると20年以上の教員生活を振り返る。休日は地域のママさんバレーと学校での女子バレー部の指導に力を注いでいる。部は、昨年、今年と連続で関東大会に出場した。技術だけでなく「仲間のことを思い、ひとつのボールをみんなでつないでいくこと」が魅力。「高校で全国を目指す」という卒業生の声も励みになっている。

 ○…「ダメなものはダメ。正義を大切にする」と生徒指導の主任も務める。教員同士で”チーム西中”を結成し「全生徒を全職員でみる」をスローガンに子どもたちに接している。「若い先生は勉強熱心。頑張れば、周りからも認めてもらえることを伝えたい」と相談役になることも多い。そんな無我夢中の母の姿を側でみてきた大学生の娘は、教師を目指していると嬉しそうに微笑む。
 

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