座間市男女共同参画推進委員会の委員長を務める 山本 美奈子さん 座間在住 50歳
人生一度きり
○…男性も女性も暮らしやすい社会を目指す市男女共同参画推進委員会は、市民に向けた講座や講演会を開催しているほか、情報誌「あくしゅ」を発行する。およそ15人のメンバーは女性が多く、活発に意見を交わす。情報誌の編集を通して、地域で活躍する人、仕事と子育て、介護の両立を支援する機関などを紹介し、地域を改めて知ったという。「地域の情報や私たちの活動を知らない市民がまだ多い。幅広い年代の人に広めたい」
○…子どもが通う学校のPTA会長を中学、高校と務めた。その姿を見ていた知り合いから勧められ4年前に委員会へ入り、委員長になり2年。年に1回発行される「あくしゅ」では、家庭内暴力に悩む人への相談窓口を紹介している。被害にあった女性の話を耳にすることもあり「もっと情報を充実させたい」と案を練っている。自分自身も理解を深めながら、男女の差がないまちづくりを目指す。
○…夫と4人の息子と暮らす。「子離れが出来ない」というが、家族に悩みを相談することもある。薬局で販売の仕事、県立高校のPTAの活動と忙しい日々を送る。家族は家事にも協力的で、子どもが料理することも。また、仕事や活動で帰りが遅くなるときは、迎えに来てくれるという。「周りからは『うらやましい』って言われる」と嬉しそう。「活躍する母が自慢」と息子から言われたことが忘れられない。幼いころは人前にでるのは苦手だったが、中学時代に催しで踊ったピンクレディーが変わるきっかけとなった。「一生懸命練習して、人前で踊ってすごく楽しかった」と懐かしそう。
○…夫から言われた「人生一度きり」が好きな言葉。お酒は飲めないが宴会では盛り上げ役。「どうせやるなら楽しまなきゃ」と、持ち前の明るさは周りからも評判だ。次は薬局の販売での国家試験に挑戦する。「周りに支えられてるからこそ活動ができる」と感謝の気持ちと笑顔を忘れない。
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