座間市では、行政サービスの利便性の向上を目的に、3月25日から住民票の写しと印鑑登録証明書のコンビニエンスストア交付サービスを開始する。マルチコピー機を置く全国のセブンイレブンが対象。
自動交付ができるのは座間市民の住民票の写しと印鑑登録証明書の2種類で、交付には本人の住民基本台帳カードが必要。マルチコピー機での画面操作に従って住基カードを所定の位置に設置し、ICチップと事前に登録する暗証番号で本人認証を行う。
これまでは市役所と市内4カ所の出張所での窓口交付のほか、市役所1階アトリウムと小田急相模原駅前のラクアルオダサガにある計2台の自動交付機での交付だったが、3月25日からは全国のセブンイレブンで取得可能になる。
サービスの利用時間は午前6時30分から午後11時で、土日・祝日も利用可能(年末年始除く)。手数料がこれまでの1件300円から250円に減額する(窓口交付は300円)。
すでに発行済みの住基カードも、コンビニの自動交付利用には新たな手続きが必要で、市役所窓口で現在受付中。手続きは無料。時間は午前8時30分から11時、午後1時から4時。
目標は年間1千件
証明書のコンビニ交付サービスは、平成22年2月に東京都渋谷区など3自治体が全国に先駆けて開始した。22年度中に36自治体が実施し、県内では今年2月に開始した藤沢市に続いて座間市が2番目となる。
市戸籍住民課によると、平成21年度の各証明書発行件数は住民票が7万90件、印鑑証明書が4万9967件。そのうち自動交付機での発行件数はそれぞれ1万1878件と1万5223件だった。コンビニ交付の目標利用件数は開始後1年間で1000件だという。
住基カードは公的な本人確認書類になるほか、市では印鑑登録証や図書館での貸出カードとして利用もできる。同課によると現在の住基カードの発行数はおよそ5700枚で、住民基本台帳に登録している人口の約4%に留まっている。コンビニ利用登録を済ませている住基カードは200枚ほど(3月1日現在)。
市では3月25日から来年3月31日まで住基カードの発行手数料500円の無料キャンペーンを行い登録を呼びかけている。担当者は「より便利になった交付サービスをぜひご利用下さい」と話している。
問い合わせは同課【電話】046(252)8083。
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