座間市 心の健康をチェック 携帯、パソコンを使った新サービス
座間市は、ストレスの状況や落ち込み具合など、心の状態を携帯電話やパソコンから確認できるサービス「こころの体温計」の提供を6月1日から開始した。健康や福祉環境の向上と自殺防止対策の一環で、県内では5番目の導入となる。
このサービスは、専用サイトを通して、健康状態や日常生活についての質問に答え、心の状態をセルフチェックできるもの。その場で結果が表示され、市内外にある相談窓口に連絡できる仕組みになっている。
チェック方法は、まず5つのタイプから自分に合ったモードを選択する。本人、家族、赤ちゃんのいる母親、アルコール依存、ストレス対処法の判定があり、本人以外でも、家族や身近にいる人の視点からも確認できる。
本人モードでは、11の質問に答えると、判定結果が水槽の中で泳ぐ金魚(本人を表す)のイラストで表示され、心理状況によってイラストが変化する。
またパソコンやスマートフォンから専用サイトへアクセスすると、自殺対策の講演会など関連情報も表示される。利用は無料で、通信費は自己負担となる。在住場所(市内または市外)、性別や年齢層を入力するだけで個人情報は必要ない。
「こころの体温計」は「Fish Bowl Index」と呼ばれている、東海大学医学部付属八王子病院管理センターが開発した、メンタルチェックを基に製作された。
自殺防止対策の一環として始められたサービス。市の予算は28万1千円で、県の地域自殺対策緊急強化事業補助金を活用している。
市障がい福祉課では、自殺防止対策として、チラシで啓発活動をしているほか、ケースワーカーや精神保健福祉士による相談を受け付けている。4月には、こころの相談支援センターを緑ヶ丘に開設した。「気軽にチェックして心の健康を保ってほしい」と同課は話している。問い合わせは同課【電話】046・252・7132。
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