座間市は、より多くの市民に災害・避難情報を届けようと、携帯電話3社の緊急メール配信サービスを使った「緊急速報メール」をこのほど開始した。NTTドコモ・ソフトバンクモバイル・auのサービス対応機種に、市の情報を一斉配信できるようになった。
「緊急速報メール」は、座間市内にいるユーザーに情報を一斉に発信するサービス。事前登録の必要がなく、情報発信時に市内にいる市民はもちろん、通勤客や観光客にもメールが届く仕組みだ。これによって、災害が発生した場合、市民にかかわらず、市内の状況を知らせることができるようになる。また、パケット通信を利用しないため、通信規制が敷かれていても、遅れることなく情報を届けられるという。
配信内容は緊急度の高い情報に限られており、避難勧告や指示、東海地震予知情報など。大規模テロなども対象となる。
受信者の費用負担はない。サービスに対応していない端末もあり、受信可能な機種は、携帯電話会社の窓口やホームページで確認できる。
市安全防災課によると、近隣では、相模原市、厚木市、綾瀬市などが、携帯3社による緊急の配信サービスを取り入れている。座間市での緊急速報メールの導入に際し、予算はかかっていないという。
身近な情報はいさまメール
市では、2007年から「緊急情報いさまメール」を実施している。これは、携帯電話やパソコンから登録すれば、情報を受けられるもの。同課によると、約8千人の利用者がいる。緊急速報メールと比べると、より身近な情報を伝えるサービスで、災害関連の情報だけでなく、行方不明者、犯罪、光化学スモッグ、イベントの中止なども取り扱う。
同課は「緊急速報メールだけでなく、いさまも活用して欲しい。より多くの人に情報を届けたい」と話している。問い合わせは同課【電話】046・252・7395。
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