大塚 末男さん正子さん風景画など20点以上を展示 夫婦初の絵画展
栗原中央在住の大塚末男さん(60歳)と正子さん(62歳)が、夫婦初となる絵画展「二人展」を6月21日(木)から26日(火)まで、入谷のギャラリー・アニータで開催する。
大塚さん夫妻は、東地区文化センターの油絵同好会へ所属。同好会での活動のほか、約16年前に作った自宅のアトリエでも創作している。題材となるのは、よく散歩に行くという栗原の遊水地や相模川、窓から見た風景などさまざま。3年の構想を経て開催となる「二人展」では、市内、群馬や長野、広島の旅先で出会った風景など、20点以上の作品が並ぶ。
末男さんは中学生時代から絵が好きで美術部に所属していた。20代には、市立青少年センターの絵画講習に10年以上通ったことも。「絵が好きだったこともあるのかな」と塗装業の仕事に就き、ひと段落した8年前、再び筆をとった。
末男さんの絵には、工場など古い建物や住宅が多く描かれる。特に錆びている鉄やトタンに魅力を感じるという。また、同好会が活動する文化センターの窓から見える住宅も描く。時間をかけて創作し、なかには1年かけて仕上げる作品もある。同展では、1990年に勤労者美術展で横須賀市長賞に輝き、構成や詩情が漂うと評価された、50号の大きさの「水槽タンクのある風景」も展示する。
一方、正子さんが絵を始めたのは17年前。末男さんの影響もあった。正子さんが描くのは、目久尻川の桜の花の絨毯で子どもが遊ぶ姿や、季節の花など自然が中心。また自宅の台所から見た風景は「これから歳をとって、懐かしいと思えるように」という思いから描いた。末男さんからの「最初に描いたものを大切にして、その後描きすぎない」というアドバイスを大切にしている。
「二人展」は午前11時から午後6時。問い合わせは同ギャラリー(入谷4の1869の5)【電話】046・254・4833。
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