野球チーム座間古希 目指すは「生涯現役」 初の公式戦で本格始動
今年3月に発足した、市内初となる70歳以上の野球チーム「座間古希チーム」が、5月8日に初の公式試合を行い本格的に始動した。平均年齢74歳の新生チームは「生涯現役」を目指し、白球を追いかけている。
「座間古希チーム」(児島年夫監督)には、座間市民を中心に32人が所属。今はAチームとBチームの2チームに分かれて、座間市民球場で練習している。
メンバーたちは、かつて市内5つの還暦チームにばらばらに所属していた元ライバル同士だ。「60歳以上の還暦チームで、70歳を超えた人はなかなか日の当たらないベンチウォーマーになりがちだった」と児島監督。「年配の選手にもっと活躍の場を」と、チームが結成された。「野球の高揚感は老後の元気のもとだから」。時にはやじを飛ばしあうこともあるという。
最年長は、ひばりが丘在住の山元二三男(ふみお)さん(79)。野球歴約70年の大ベテランだ。「毎週2回、練習にはほぼ欠かさず参加している。身体が続く限り野球を続けていきたい」と話す。
「仲間をもっと増やしたい」
今月8日には座間市民球場でAチームとBチームが、市野球協会公認の試合を実施。「ドンマイ、ドンマイ」「声だして行こう」―。初の公式戦とあって、掛け声にも熱が入った。試合は8対3でAチームの勝利で幕を閉じた。
古希チームの公式ユニフォームはなく、還暦チーム当時のユニフォームを着用している。今後は揃いのユニフォームを作って市外のリーグ戦にも出場したいと意気込む。「もっと仲間を増やして、喜びを分かち合いたい。かつての野球小僧の輪を広げていくことが今後の目標」と、児島監督は話している。
問い合わせは児島監督【電話】046・255・4937。
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