いきいきと活動する高齢者や団体を称える「エイジレス・ライフ実践者」に、個人として県内で唯一、わりばし鉄砲作り名人の寺島豪さん(83歳・相模が丘)が選ばれた。9月26日には創作パートナーの前田稔さん(81歳・同)と、遠藤三紀夫市長を表敬訪問した。
エイジレス・ライフ実践者の紹介は、内閣府が1998年度から継続しているもの。いきいき生活する高齢者(おおむね65歳以上)や、社会活動する団体を紹介する。今年度の個人部門では、都道府県や地方自治体、関連団体から推薦のあった114人のうち、寺島さんを含む53人が選ばれた。
寺島さんが、わりばし鉄砲作りに取り組むようになったのは約20年前。知人の勧めで、北地区文化センターのイベント「いちにち子どもランド」を、手伝ったのが始まりだった。それから毎年イベントに参画し、2000年頃に前田さんが加わると、2人でペアを組むように。現在は、同センターのほか、相模が丘小学校や青少年センターなど市内各所で、子どもたちに作り方を伝授している。
わりばし鉄砲を作るには、2膳半が必要になる。1つ作るのにかかる時間は2〜3分。いちにち子どもランドでは、事前に100個を作るだけでなく、200個分の材料も用意する。手間と時間のかかる作業だが、「子どもが楽しそうに作っている姿を見ると嬉しい」と前田さんは話す。
26日に遠藤市長を表敬訪問した2人。遠藤市長は「伝統を次世代に伝える、素晴らしい活動」と称えるとともに、「お二人の活躍が、同世代の人への励みにもなる」と話した。寺島さんは「これからも前田さんと一緒に頑張ります。若い人たちに負けないよう青春を謳歌したい」と更なる活動に意欲を見せている。
コミセンに登場
2人は10月6日(日)に相模が丘コミュニティセンターで開かれる「相模が丘コミセンまつり」に登場予定。わりばし鉄砲作りと的当てゲームを行う。問い合わせは相模が丘コミセン【電話】046・258・3000へ。
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