花植えを通じて地域発展を目指す「花を咲かそうボランティアの会」(=花ボラ会/野島誠一郎会長)が昨秋に植えた、かにが沢公園の日本水仙が開花している。桜と曼珠沙華の名所として親しまれる同公園に、冬の名物を生み出し、四季の花咲く公園づくりの一助にしようという試みだ。
花ボラ会は、市民団体15グループ、45人の会員で構成されている。約4年前から、相模川沿いの「水と緑の風広場」でラッパ水仙と日本水仙を育てている。
新たに手掛けた水仙花壇は、園内の子ども広場近くの東側斜面。昨年9月と10月に、3団体(NPO法人座間市障害者団体連合会いぶき/ZAMAノルディック・ウォーキング同好会/老人クラブの中天台睦会)の参加を得て、およそ300平方メートルの斜面に、日本水仙の球根を約1万球植えた。球根は水と緑の風広場で育てていたもので、年末から少しずつ開花し、現在は約150本が咲いている。野島会長によると、咲き頃は2月下旬までの見込み。
2015年までに合計3万球を植える計画。野島会長は「花壇作りが、子どもたちにとってのふるさと座間の形成に繋がれば」と期待していた。問い合わせは野島会長【携帯電話】090・2304・1186へ(昼間のみ)。
支援制度の第1号
花ボラ会の同公園での活動は、昨年9月に告示された「座間市公園・広場等アダプト制度」の実施第1号に選ばれている。
市民による公園や広場の清掃と美化活動を、支援する制度。アダプトとは、英語で「養子縁組する」という意味。公園や広場に対する愛護心の増進や環境向上を図るとともに、地域コミュニティ形成を促す。
今年1月23日に、花ボラ会と市の間で合意書が調印された。これにより、市から竹ほうきとちりとりが貸し出された。
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