企業団地・SIP座間インフィニティ 連携を武器に「船出」 7社共存の第2期が完成
市内栗原で昨年5月から建設工事が行われていた企業団地「協同組合SIP座間インフィニティ」(比留川幸雄理事長)がこのほど完成し、3月13日に竣工式が開かれた。7社が名を連る同団地では、相互交流を図りながら事業機会の拡大等を図りたい考えだ。
SIP座間インフィニティは、製造業や配達飲食サービス業、機械修理業などが軒を連ねる企業団地。2007年に完成した「SIP座間」(組合員・7社)に次ぐ2期目で、日産自動車(株)の社員寮跡地2万6051平方メートルに新たに7社9棟の社屋が並んだ。
同団地では定期的に組合員同士が集う「理事会」を開催し、情報交換や技術交流を積極的に実施していくという。また、相互発注も行い、団地内での経済循環を促進する仕組み作りにも取り組む方針だ。今後は、現在は交流が行われていない1期と2期間の交流も視野に入れているという。
異業種が集結
組合員は、(株)工研(金属加工機械製造)、(株)タナカフーズ(食料品製造)、セラミックコート(株)(塗料製造)、(株)ツガネマシーン(建設機械等製造)、(株)神奈川電気計装(設備工事)、(株)大久保(建設材料、鉱物等卸売)、協伸サンテック(株)(一般産業用機械・装置製造)の7社(順不同)。
建設には、国と県が資金を出し合い無利子の貸し付けを行う「中小企業高度化資金制度」を活用。総事業費33億8千万円のうち26億6千万円をまかない、組合員の負担を抑えている。
竣工式には市や県、SIP座間の関係者やなど約110人が参加した。
挨拶にたった比留川理事長は「全員で荒波を越える舟(=SIP)に加え、無限性への願いを込めて『インフィニティ』と名付けた。その名に恥じぬものにしたい」と力強く語った。
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