「ひまわり音頭」誕生 市民が1年越しで制作
「子どもから高齢者まで幅広い世代に愛される、ひまわりをモチーフにした盆踊りを創りたい」――。佐藤惠代(やすよ)さん(相武台/74歳)、高橋茂夫さん(相模が丘/80歳)、大木正さん(栗原/78歳)がこのほど「ひまわり音頭」の曲を創作した。3人は、市内の夏祭りなどで曲を披露する意向だ。
構想が持ち上がったのは2013年の春。市内で盆踊り教室を開く佐藤さんと、座間市議会議員を16年にわたり務めた故・鈴木健治さんが「ひまわり音頭を生み出そう」と意気投合したのが始まりだった。同年8月には知人を通じて、地元歌手の歌を創作してきた高橋さんに作詞と作曲を打診。二つ返事で引き受けた高橋さんは、ひまわりに関する資料を集めるなどアイデアを温めてきた。
そんな中、発案者の1人・鈴木さんが今年2月に亡くなった。鈴木さんの後援会婦人部長を務めていた佐藤さんは落ち込む日が続いたが、その遺志を実現させようと再び動きだした。民謡に詳しい大木さんもアドバイザーとして参画し、3人で打ち合わせを重ねて遂に完成させた。歌は、大木さんの知人で民謡歌手の天野りえさんが担当した。
「振付は年内に」
ひまわり音頭は3番構成。「楽しく踊れる曲を」という佐藤さんの想いを汲み、三味線や鈴の音色を盛り込んだ、リズミカルな曲調に仕上がった。歌詞の随所には「踊りゃ笑顔の花が咲く」「夢と希望の風にのり」と明るいフレーズがちりばめられている。最後のお囃子では「ザマのヒマワリ カントーイチからニッポンイチえ」と、座間のひまわりをPRした。
7月24日(木)から29日(火)まで栗原で行われる「ひまわりまつり」会場で、CDとカセットテープを発売する予定(価格は未定)。また天野さんが「相模が丘夏まつり」(会場/相模が丘3丁目のなかよしひろば)などに出演して曲をアピールする。同夏祭りの出演日時は7月26日(土)の午後4時50分から。
振付は、佐藤さんが年内に考案するという。「来年の夏には市民の方が踊れるように仕上げたい」と話していた。イベント出演など問い合わせは高橋さん【携帯電話】090・5583・4442。
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