座間市は12月1日、1991年から交流を続け、「災害時における相互応援協定」を締結中の秋田県大仙市と、友好交流都市になることを発表した。昨年11月の福島県須賀川市に続き2例目。締結式は来年3月。
大仙市は秋田県中央部に位置する街。2005年に大曲(おおまがり)市と仙北郡6町1村が合併して誕生した。座間市の約50倍もの土地に(866・67平方キロメートル)に、8万6818人が暮らしている(11月時点)。日本三大花火大会の1つに数えられ、花火師たちが日本一を競い合う「全国花火競技大会 大曲の花火」が有名で、毎年数十万人が訪れるという。また、池泉回遊式の「旧池田氏庭園」は国の名勝に指定されている。
両市が接点を持ったのは23年前。仙北郡中仙町ゆかりの人が集う「ドンパンふるさと中仙会」の役員が座間市内に住んでいた事をきっかけに、同町の人々が「座間市民ふるさとまつり」に出店するようになった。1998年には、中仙町との間で災害時の相互応援協定を締結。合併後は、大仙市へと引き継がれた。
市民レベルでの親睦も進んだ。昨年9月には、座間市の自治会をまとめる「市自治会総連合会」の役員らが、大仙市の「太田地域自治組織連絡協議会」と意見交換を行った。今年夏には、座間市の中・高生で構成され、ボランティアなどを行う「ジュニアリーダーズクラブ」会員が、現地を訪問し、キャンプなどを通じて友情を育んだ。
そして、合併10周年を迎える来年3月に合わせ、友好交流都市になることが決まった。締結式は3月21日に大仙市で行う。
座間市の担当課では「締結をきっかけに、お互いが刺激し合って、今まで以上に交流が活発になれば」と期待していた。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|