県内186校が熱戦を繰り広げる「全国高等学校野球選手権大会 県予選」が、あす11日(土)から始まる。横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムで行われる開幕戦には、創部5年目の相模向陽館高校(ひばりが丘)が登場。大勢の観客が見守る大舞台で夏の大会初勝利を狙う。
先月に横浜で行われた組み合せ抽選会、同校の泉雄人主将は「狙っていた」という開幕戦を引き当てた。練習試合の最中だった本屋敷隆裕監督は結果をメールで知ると、「本当に(開幕戦を)引くとは」と驚いたそう。打線の中核を担うシャー タブレーズ フセイン選手(2年)は大喜びした。「大勢の人に見られることを喜ぶ性格。そのお蔭でチームの雰囲気も明るい」と本屋敷監督は話す。
同校は昼間も学べる定時制高校として、2010年に開校。同年6月に野球同好会が立ち上がると、11年には新入生を仲間に加え部が発足した。夏の大会は、今年で4回目。全て1回戦敗退だったが、点差は徐々に縮まりつつある。
11日の相手は、県大会で準優勝したことがある百合丘(多摩区)。強豪だが、泉主将は「みんなの調子は上向き。バットは力強く振れているし、守備でも粘り強さが出てきました」と自信をのぞかせる。先制点が勝敗の鍵を握ると言い、「自分たちのペースに引き込み、その勢いのまま勝利を掴みたい」と抱負を話している。
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