県内31チームが参加した「日本少年野球連盟 厚木大会」が9月から10月2日にかけて行われ、座間市の中学生らが所属する硬式野球チーム「座間ボーイズ」(松本秀一郎総監督)が攻撃力を武器にベスト4進出を果たした。この結果により、あす10月8日(土)から福島県で開かれる「日本少年野球東日本選抜大会」の出場権を初めて獲得した。
総合力の高さで勝負
東日本選抜大会は、(公財)日本少年野球連盟の主催。東北や関東などから、各地区の予選を勝ち抜いた32チームが集まる。神奈川県は厚木大会が予選会を兼ねており、ベスト4が代表権を得る。
試合ごとにヒーロー
座間ボーイズは2002年の創立。座間市や近隣自治体の中学生57人が所属する強豪で、今年3月には「第4回 DeNAベイスターズカップ」で初出場2位になっていた。夏からは板垣翔也主将をはじめとする2年生中心の構成で、試合に臨んでいる。
事務局の牧原修平さんによると、「フルスイング」がチームの信条。強打を繋げて得点を積み重ね、相手を圧倒する戦い方を得意とするという。特定の選手に依存しない「総合力の高さ」も特徴で、複数のポジションをこなせる選手が多く、打順も調子によって変動する。「誰が出ても遜色ない。日替わりでヒーローがいる」と太鼓判を押す。
厚木大会では、初戦から3回戦までに29得点と打線が爆発。それぞれの試合で牧原巧汰選手(2年)、水口颯汰選手(同)、森田統馬選手(同)が流れを引き寄せるヒットを放った。横浜泉中央ボーイズとの準決勝には敗れたもののベスト4に入り、念願だった東日本行きを決めた。
あす8日に初戦
東日本選抜大会は8日から、トーナメント制で行われる。初戦の相手は、東北代表の宮城利府ボーイズ。
座間ボーイズは10月末から始まる県大会での上位進出と、春の全国出場に向けて練習を積んでおり、今回の東日本大会は、大きな試金石になるという。牧原さんは「選手たちには一試合でも多く戦って、貴重な経験を積んで欲しい」と話していた。
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