新田宿公民館で奇数月開催のサロンを運営する「みんなげんき元気」。設立10周年を迎え、節目の集いを3月13日に開いた。座間市介護予防ボランティア育成講座を修了したメンバーが中心となり、講師を招いて勉強会を開くなど意欲的に活動を継続。4月からは偶数月に体操中心の集いを開く予定で、隔月開催から毎月開催へと発展する。
「みんなげんき元気」は、奇数月の第2火曜日に開かれている介護予防サロン。新田宿在住の桜井澄江さん(72)と吉瀬サハ子さん(74)が中心となり、2008年4月に立ち上げた。現在は10人のスタッフとともに運営している。
きっかけとなったのは、座間市が開催した介護予防ボランティア育成講座。介護予防に必要な運動や口腔ケアなどを学んだ後、地域で実際にサロンを立ち上げるという課題が出された。初回は近隣住民を誘い、桜井さんの自宅に咲くフジの花を観賞。「ただ集まってお茶を飲むだけではつまらない」と、理学療法士を講師に招いた健康講座や、小物づくり教室を開催するようになり、近隣住民のお楽しみの場として定着した。
3月13日に行われた集いには、31人が参加。この日は座間市介護保険課から理学療法士が講師として招かれ、椅子を使った体操を行った。桜井さんは「10年続くとは思っていなかったので、とても嬉しい」と笑顔。吉瀬さんは「初めは手探り状態だったが、みなさんのおかげ。これからも続けたい」と話した。
毎月開催へ
吉瀬さんには忘れられない瞬間がある。東日本大震災直後、自粛ムードが漂っていた時のこと。「迷った末に開催すると、みんな集まってくれた。不安な時こそ一人でいるよりみんなの顔が見たいんだなと思った」と振り返る。
「立ち止まっていても進歩はない」と語る桜井さん。これまでの奇数月開催に加え、4月から偶数月の第2火曜日に体操中心のサロンを開くという。「昔の井戸端会議のような場所になれたら」と話した。
次回は4月10日(火)午前10時から。参加費百円(保険、茶菓子代)。問合せは桜井さん【電話】046・254・0442。
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