座間市はこのほど、「危険ブロック塀等の撤去補助金制度」を創設。10月1日から受け付けを開始した。大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し人命が失われたことを受け、被害を未然に防ぐための施策。高さ60cm以上で危険と判断されたブロック塀の撤去費の一部が助成される。
今年6月18日に発生した大阪府北部地震では、高槻市の小学校でブロック塀が倒壊し、女児が犠牲となった。今回のような被害を未然に防ごうと座間市は点検表を作成。市内小学校の通学路で倒壊の危険がある箇所を調査したところ、65カ所が該当したという。
対象となるのは、コンクリートブロック塀、石積塀、万年塀をはじめとしたブロック塀や門柱。申請者は市が作成した点検表と照らし合わせ、1つでも該当した場合は助成対象となる。
補助額は、小学校の通学路に面している場合、撤去工事の見積金額(税抜)の75%。一敷地で最大15万円が助成される。通学路以外の場合は、同様の見積金額の半額。一敷地で最大10万円が助成される。市担当者は「少しでも危険性があれば回避したい」と話す。
申請は市ホームページから「座間市危険ブロック塀等撤去補助金交付申請書」、「点検表」をダウンロードし、案内図、図面、現況写真、撤去工事の見積書写しとともに市役所4階建築住宅課窓口へ提出。申請後1週間から10日程度で助成の可否を判断する。交付は一敷地につき1回まで。交付決定前に工事を始めると助成を受けられない。撤去工事が完了し、実績報告書などを提出した後、指定口座へ振り込まれる。
補助金に関する詳細問い合わせは同課【電話】046・252・7396。
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