昨今、全国各地で甚大な被害をもたらしている大雨や台風。座間市内にも相模川をはじめとする河川がいくつかあるほか、土砂災害警戒区域が存在する。市では、万が一に備え、避難方法や避難場所を確認し、市からの情報や気象庁からの防災気象情報への注意を呼びかけている。
座間市は6月から、甚大な被害をもたらした昨年の7月豪雨を教訓に、気象庁が発する防災気象情報や市からの避難情報などに、避難のタイミングを5段階の警報レベルを用いて表記している。
これまでの「災害発生情報」は「レベル5」と表記。すでに災害が発生しているため、命を守るための最善の行動を取るべきとされる。つづいて「避難勧告」「避難指示(緊急)」は「レベル4」で、速やかに避難する状況を示している。「避難準備・高齢者等避難開始」は「レベル3」。避難に時間を要する人(高齢者や体の不自由な人)とその支援者は避難し、その他の人は避難準備をする段階。そして「レベル2」は気象情報に注意し、避難行動を確認する状況。「レベル1」は今後の気象情報に注意する、とされている。
ただし、気象庁が防災気象情報発表時に「警戒レベル3相当」と「相当情報」を付けて発表するが、市が発令する警戒レベルとは異なるため、市は、地域の状況に準じて発表される「市からの情報に注意して」としている。
ここで気をつけなければならないのが、地震による発災時とは異なり、これらの気象庁や市から発せられる避難情報は、河川(相模川・鳩川・目久尻川)の洪水浸水想定区域内に居住などしている人と土砂災害警戒区域内に居住などしている人を対象としている。対象区域は、市HPなどで確認できる。対象外の人は、避難の必要がないため、不要不急の外出は控え、自宅などで過ごす。
そして、避難先については、大型で非常に強い台風の接近に伴い、市が事前に避難場所を開設している場合はその施設または近くの安全な場所、外に出るのが難しい場合などは自宅内の2階や崖などから離れた部屋など、より安全な場所に避難することが推奨されている。ゲリラ豪雨などの突発的な大雨により、市が避難場所を開設する時間がない場合は、近くの安全な場所や自宅内のより安全な場所に避難する。
市が開設する避難場所は、地震による発災時とは異なり、生活をする場所ではなく、一時的に避難する場所として想定されているため、飲食物などは持参する。ペットの受け入れはできない。
市からの避難情報は、「いさまメール」や防災行政無線(聞き取れなかった場合【電話】0120・673・679)などで配信。市は、「いさまメール」への登録を呼びかけている。
問合せは、市危機管理課【電話】046・252・7395へ。
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