座間総合高校 復興願う物産展 青森の農家が文化祭に来校
9月10日と11日に座間総合高校で開かれた文化祭で、同校と交流のある青森県の農家や自治体職員が「がんばれ東北」と銘打った物産展を開いた。名産品の販売を通じ、東北の復興を祈願した。
この日は、青森の三戸町、田子町、南部町から4人が来校。物産展では、南部で2日前に収穫されたばかりのりんご「つがる」、日本有数の生産量を誇る田子の生にんにくと、その加工品などが販売された。特に青森産のりんごジュースは午前中で完売するなど人気だった。
南部でりんごの生産農家をんでいるという留目健樹さんは「震災の後に、安否を気遣って電話をしてくれた生徒がいました」と振り返り、「感謝の気持ち、そして自分たちが元気だということを伝えたくて物産展に参加しました」と話していた。
同校は、前身とする栗原高校の頃から20年以上にわたり、青森との親交を育んできた。修学旅行で生徒は県内の農家に宿泊して農作業を体験し、地元の自然や文化に触れている。生徒と農家との結びつきは強く、卒業式に青森から訪れることもあるという。物産展も、交流の一環として12年ほど前から定期的に企画されている。
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