東地区文化センター 「不登校児に居場所を」 フリースペース開設の支援呼びかける
東地区文化センター(植松賢也館長)が、不登校児や学習機会の少ない子どもの居場所「ひがしフリースペース」の設立に向けて、学習支援ボランティアを募っている。年内の開設を目指しており、6月27日(木)には説明会を開催する。
「フリースペース」とは、不登校児や保護者、ボランティアが悩みを共有し語り合う場として、閉館後の図書室を開放する試み。東地区では、不登校児が再び通学できるよう、学習指導も含めた総合的な支援を目指している。
植松館長によると、不登校の子どもの多くは、学習に関する不安や悩みを抱えている。学校を休むことで授業についていけなくなり、更に登校が億劫になってしまうという。その一方で、「受験と進学を機に不登校から脱するケースも多い」と植松館長。「子どもを取り巻く環境は様々だが、なるべく多くの選択肢を残してあげたい。そのためにも、学習支援に力を入れていきたい」と意気込んでいる。
北地区では10年の歴史
同様の試みは、相模が丘の「北地区文化センター」(野口純子館長)で、10年前から実施されている。北地区では、市民団体「座間の不登校を語る会」(阿部敏明代表)が運営を任され、週に2回開いている。
これまでに「卒業」した子どもは50人にのぼる。現在も週に4〜5人がボランティアに勉強を教わっている。設立から10年間、ボランティアとして通い続けている竹内康代さんは、「勉強を強要せず、初めはただ話す所からはじめるんです。次第に自発的に挨拶をしてくれるようになって、表情が明るくなる」と語る。
27日に説明会
説明会は、27日の午後5時から7時まで東地区で開催される。対象は高校生以上の学生、教育経験者、支援に関心がある人。
参加希望者は、東地区【電話】046・253・0781へ申し込みを。
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